34.心霊番組

ずいぶん前に霊感商法で話題をさらった旧統一教会が、今また話題になっています。そんな折も折、某テレビ局では特番扱いで「霊」にまつわる心霊現象の数々を放映しました。それで今日は、これっていいの?という疑問と驚きを書きます。 

疑問34(心霊番組)

かれこれ十年以上前の話ですが、全国霊感商法対策弁護士連絡会が局側にこうした番組に対しての節度ある放送を申し入れたことがあります。その中で弁護士連合会は「番組は霊界や死後の世界を安易に信じ込ませる。」また「霊感商法など犯罪を生み出す温床となっている」と指摘しています。さらに当時、こうした番組のビデオを旧統一教会ではビデオ教材として利用していたようです。こうした「霊」関係の番組については、これまでもBPOC(放送倫理・番組向上機構)が幾度も改善を指示し、それに局も概ね一時は従い(従ったふりも)、ただその飽くなき視聴率競争と低製作費の魅力に幻惑されるのか、ついまた手を出してしまうといった綱引き状態が続いています。そもそも「霊」なるものは科学的に実証されたものではありませんよね。それなのに「祟り」などといった言質で恐怖心をあおることで、人心に動揺を起こさせて商機(そうした番組を流すことも)を得るなど、一種の恐喝行為といってもいいかもしれません。前にも書きましたように、霊や怨霊を言うなら過去の戦争遂行責任者や戦国時代の権力者の周りには、そうした霊や怨霊がいっぱいのはずです。もちろん、あの人の周りにも…きっと。そしてまたもしそうなら、多くの民間人を巻き込んだ東京大空襲、さらに原爆被爆地などは、死者の霊や怨霊もその地に集まっておられるはずです。先日放送の局は、その手の番組大好きなキー局ですが、できたらこんな破廉恥なのではなく、視聴率を稼げて、かつ内容も倫理規定に抵触スレスレでないようなものを、ぜひ局の英知を絞り出して作っていただきたいと思うのですが、どうでしょう。やっぱり難しいかなぁ~。

なお、1~9までは01~09と入力ください>

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