羽鳥モーニングショーの視聴率は「四年連続、年間視聴率同時間帯トップ」…ではその勝因は? まず考えられるのは、いち早く個性的な前明石市長の泉房穂氏をコメンテーターに起用するなど、タイムリーな番組企画力にあると思います。そしてさらに考えてみると、これも巷でよく言われることなのですが、テレ朝社員の時代から、毎日コメンテーターとして出演している玉川徹氏。やはりこの人の存在が一番でしょうか。折しも玉川氏、先週月曜日から体調不良で欠席され本日26日から出演。ヤフーニュースには、その欠勤と今日からの出勤とが逐一が報じられるまでの人物です。ではこの玉川氏、なぜそんな風な存在なのか。これが今日のHatenaです。
(115)玉川徹
<2024/2 節分>
ワイドショーでは話術は巧でも、お笑い芸人プラスアルファ―程度の知識しか披瀝できない識者と呼ばれるコメンテーターがけっこう多いんですよね。それにまた自己保身に駆られ場の空気を読み、強者への迎合姿勢をひたすら貫徹する、さもしいコメンテーター方もなんと多いことでしょう。その強者とは、ある時は自民党を主軸とした時の政権や日本の宗主国たる米国。また猫も杓子も日増しに敷衍するポピュリズム、つまりメディアに誘導された分厚い世相なども強者の類でしょうか。しかし玉川氏には、そんなおもねりはありません。コロナ災禍では、その検査徹底を促すしつこいまでの発言が、緩慢な政治姿勢の方向転換さえ招来したようです。また2年前のロシアがウクライナに侵攻した折にはすぐ、以前締結されたロシアとウクライナとの和平合意書であるミンスク議定書やNATO加盟問題にも触れ、侵攻以前にロシアから出されていた警告などの兆候にについて、もう少し配慮すべきであったことを「ウクライナも、もう少し上手く立ち回ったらよかった」といった表現でコメントしました。22年8月のぺロシ米国下院議長の台湾訪問時には、この訪問を「ハチの巣に棒を突っ込んでかき回すようなこと」と手厳しく評しました。またとかく統一教会系と噂される(副島隆彦氏著書より)労働組合連合の芳野友子氏を評して「あの人、自民党の人でしょ」といった歯に衣着せぬ、スパッと爽やか発言。そのあと菅前総理が弔辞を電通に書いてもらったとかの発言で玉川氏は一時番組を降板。ですが個人的には、この芳野友子氏への発言こそ降板理由の本命であったと今でも思っています。最近では麻生太郎氏の上川陽子外務大臣への容姿揶揄発言。メディアはどれもこれも女性蔑視、アイデンティティ政治に収れんした批判でしたが、玉川氏は「そもそも女性の登用を目新しさや人気取り(筆者注:客寄せパンダ的)で行う発想が根底にあるため、外務大臣は外交能力があって当然なのに、こんな(筆者要約:顔は悪いけど、外務大臣としてなかなかやっている)発言をしてしまう」とコメント。ここに挙げたのはほんの一例ですが、他のコメンテーターが単眼的発言、言い換えれば強者の潮流に掉さすことなく、いつも保身の範疇での発言であるのに対し、玉川氏は事象を複眼的に捉え、さらにその場の空気にたじろがず発言するといった特徴があります。よく注意して聞いてみると、ワイドショーでは、その出演者が声高に発言する、あるいは小声で発言する時にはこんな傾向があります。炎上(自己保身を損ねる事象)しにくいスポーツ関連の話題では声高に。対米関係の話題にはその従属関係をわきまえてか小声で。対中ロ関係の話題には最初から善悪白黒ついていたように声高で。はやりのLGBT理解増進法関連の話題には「差別や反動の烙印」さらには「SNS炎上」回避のため反対意見はもってのほかとばかりに封印し、ただ頷き沈黙あるのみ、といった傾向です。話はちょっとそれますが、それにしてもLGBT理解増進法などに反対あるいは後ろ向きの人が一人ぐらいテレビのコメンテーターとして出て来てもいいのに、と思うのですがどうなのでしょう。やっぱりテレビ局も識者もSNSの炎上が怖いのでしょうか。ただ「日本も核兵器を保有せよ!」とか「ウクライナは領土奪還できるまで戦死者をいとわず戦い抜け!」「そのためには米国や日本、EUはどんどん武器援助せよ!」というそこまで勇ましい発言をするコメンテーターさん(他国の戦争を煽るは煽るあの先生など)もいて、言論の自由が十分保障された国のはずですよね。御身大切だとは言っても、せっかくコメンテーターとして選ばれし者。声高と小声と沈黙を使い分ける姑息さだけは明日から無くしていただきたいですね。またまた横道にそれましたが、このように世の中の大勢におもねるへなちょこのような言論界ですが、唯一無二であろうとも、これからもずっ~と、ずっ~と「玉川徹のいない羽鳥モーニングショーなんてつまらん!」と言われ続けてください。お願いしま~す
「巷のHatena」テーマ一覧→(1)サプリメント(2)テレビショッピング(3)女性の年齢(4)SIBO(5)アジの開き(6)たたり(7)タワマン(8)パワースポット(9)ブロンズ像(10)入居率(11)バスツアー乗務員(12)呼称(13)ウクライナ侵攻(14)差別(15)戒名(16)透明人間(17)ピアス(18)タトゥー(19)美容整形医(20)牛、豚、鶏(21)賞金王(22)猫(23)公娼制度(24)続美容整形医(25)続ウクライナ侵攻(26)近親婚(27)英国王室(28)差別と区別(29)ペット(30)動物霊(31)お盆だよ全員集合(32)新発売(33)信じ込(34)心霊番組(35)国葬(36)フィットネスマシン(37)米国シンクタンク(38)抽選(39)恐喝(40)憲法(41)科学五輪(42)超常現象(43)続超常現象(44)サンカ(45)米中酒事情(46)風水と占い(47)西村博之氏(48)米国の正義(49)市販薬(50)自己検閲の泥壁(51)今昔TVドラマ概論(52)旧統一教会の浸潤(53)杉田水脈(54)杉田怜央さん(55)美容整形(56)笑えないお笑い(57)西村博之氏(58)手抜き一番や(59)孤独の音(60)国葬と胸像(61)続CSIS(62)続英国王室(63)聞かなかったことにする(64)艶歌斉唱(65)癒着=政治家だけ?(66)情報操作(67)続旧統一教会の浸潤(68)あの事件の怪(69)下駄が無い!(70)賽銭?=脅迫?(71)排他的経済水域EEZ(72)反カルト法(73)中国の戦狼外交?(74)絵画は怪貨(75)幸せは不幸を装ってやってくる(76)え!殺処分(77)宗教はお好きですか? (78)効率と言う病(79)コロナはどこに(80)日中真義なき戦い(81)タモリの新しい戦前(82)金運を呼ぶ財布(83)ケチと節電(84)オフレコ?(85)レトルト肉量推定法(86)死は存在しない(87)室井佑月(88)シン室井佑月(89)大谷翔平4250倍(90)普遍的価値(91)日本の銃規制(92)台湾有事!てい変だ(93)ホモセクシュアル(94)天皇制(95)世界が笑ってる日本のゼレンスキー礼賛(96)フェイク・フェイス(97)松川さん炎上(98)孫崎亨さん(99)多様性を尊重し合う社会(100)輸入規制問題(101)スマホバカ(102)ジェンダー平等(103)売春摘発(104)うそ!大河(105)ハマス(106)親米は保身?(107)実録クレカ被害(108)大谷翔平イズ藻琴山(109)プーチン大統領演説(110)勇気をもらう(111)私の年賀状(112)煽る米国と煽られる日本(113)日本共産党はどこへ行く?(114)孤独のグルメ(115)玉川徹(116)サッカー北朝鮮を応援して何が悪い?(117)不適切にもほどがある!(118)大リーガーのトリッキー(119)なんでも「差別だ!」とは不適切にもほどがある(120)皇室の不自由点(121)多様性を認め合う社会」ってどこ?(122)美容整形×多様性を認め合う社会(123)上川陽子外務大臣って?(124)ロシア凍結資産/ねこばばは誰!(125)ギャンブル超大国ニッポン(126)あぶない?冷風扇(127)あぶない?乳酸菌(128)あぶない?家庭用ヨーグルトメーカー(129)あぶない?電磁波(130)あぶない?起床水(131)お~いオリンピック(132)ゴジラ(133)LGBTQ+つてなに?(134)キャンセル・カルチャー(135)LGBTQIA+ってなに?(136)過去のない男(137)シン・コロナワクチン(138)教養は声に出る(139)西田敏行さん(140)志村けんさん(141)竹内まりや「駅」(142)「牛めしの具」活用術(143)秋篠宮「生身の人間」
コメント