48.米国の正義

アルカイダの指導者が米国によって殺害されました。それも米国内ではなくアフガニスタンで。ビックリしません? 米国はそもそも大統領就任式で聖書に誓うような宗教国家ですが、ちょっとこれ、やりすぎじゃありませんか。と、いつたことが今日のテーマです。

疑問(48)米国の正義

突然ですが「この日本で日本政府を批判しても、なんとか民主国家風ですから干される心配ないけど、ただ米国や米国の価値観なるものを批判やすると干されるよ」という人が結構います。最近では民主党鳩山政権や以前の田中角栄政権の失脚もそれらしいと聞きます。そして米国は歴史も浅い、料理ですら確固たる米国料理といわれるようなものはない(ハンバーガー、ステーキ、フライドチキンはあるけど)その点では我が国日本や中国、ロシアにくらべ全くの後進国ですね。それで潜在意識の中に成り上がりの劣等感でもあるのでしょうか、見ていると自分より国力の劣った国には宗教国家らしい慈悲深い、物分かりの良い態度で接します。それが、相手の国が自分と同等の国力あるいはそれ以上などと自慢して言ったものならもう許せません。以前にもジャパンパッシングがありました。そういう人って日常の人間関係の中にもいますよね。絶えず「私なんか貴方の足元にも及びません、バカポチの間抜けです」といった素振りをしないと機嫌の悪くなる人。それが米国です。今回も米国の正義なるものを振りかざして、それも他国で無人機を飛ばせて嫌いな人を暗殺する。野蛮で無法ですね~(西部劇で見る、やっちまえ、縛り首だ!という感じ)。ただ不思議なのはあの朝日新聞ですらそうなのですが、暗殺報道はするものの、そうした行為自体が正当化されるのかどうかの検証報道は全くありません。やはりメディアや識者も外圧により干されるのが怖いのでしょうか。ウクライナ戦についてもロシアを弱体化するため米国のそそのかし戦術にハマったゼレンスキー氏はバイデンに今は腹を立てているという話もありますよね(遠藤誉氏)。それにペロシ下院議長の訪台についても、中国の嫌がることを敢えてしてまで紛争の火種をなぜ大きくするのでしょう。政権の人気浮揚のためか、あるいは11月の中間選挙、軍需産業の株高への期待か、何れにしてもお粗末ではありませんか。そもそも米国の声高に言う正義なるものがいか程のものか。ベトナム戦争時のトンキン湾事件、イラクの核保有疑惑や少女性的暴行のフェイク、チリなど南米で数々行われた政権転覆の陰謀など不正義の行為は枚挙にいとまがありません。さらに日本への非人道的な原爆投下(百田尚樹氏は勇気ありますね~米国の原爆投下は虐殺だと書かれています)や真珠湾攻撃に至る日米開戦前夜の多面的な解析も必要かもしれません。ベトナム戦争やイラク戦争で懲りて、自国民の血は一滴も流さないかわりに、今はそそのかし戦術で他国の戦争を煽り、漁夫の利を得ようとする悍ましい米国。しかし米国のプロパガンダ戦略はロシアへ亡命したスノーデン氏の著書あるいはその映画のようにCSIS(戦略国際問題研究所)やヘリテッジといった保守シンクタンクへの出向経験者が米国の価値観や正義を敷衍する先兵として(そもそもこれらシンクタンクはそれを目的に設立された)日本のメディアでも活躍されているようです。一度報道番組を見てみてください。そうしたシンクタンクへの出向経験者といった大学先生方の出演がなんと多いことでしょう。(CSISに直接関係なくても前にも書きましたように日本財団の下部組織である東京財団、さらに笹川平和財団とCSISは協力関係にあります) そしてその発言内容はほぼ米国の立ち位置、在日代弁者として発せられています。ぜひこれもテレビでご確認ください。日本は自主独立国のはずです。ウクライナ戦や台湾問題でも米国にへつらうことなく、ましてや諍いを煽ることなく、その仲介にでも立ってほしいものです。「あまり米国の悪いことばかり書くと干されるよ」と言われるかも知れませんのでここらで終わりますが、その干されるようなものが全くないので安心です。

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