中国の輸入規制問題、誰が張本人なんでしょう?
(100)輸入規制問題、張本人は日本?
さも歪んだ性格の中国が悪いような政府の言い分。なんと見苦しく、女々しいことでしょう(これ差別的言辞?)。そもそも東電は2015年、こんなふうに福島県漁連に言っていました。「他核種除去設備(アルプス)で処理した水は、これからも発電所敷地内のタンクに貯留します」と。それに日本は「放射性物質の海洋投棄禁止」を明文化した1996年ロンドン条約議定書にも調印しています。
にもかかわらず「こら中国、あまりに酷い仕打ちじゃない」、さらにいつもの口癖「想定外」を連呼し、完璧な被害者を装う世論誘導を試みたものの、国民やマスコミを甘くみてたんですよね。今じゃ中国との外交折衝力や度胸の無さを露見するだけの体たらく。一般社会だって見てください、生産者と消費者がいて、買うか買わないかは消費者の自由裁量ですよね。「あんたの国では基準値以下の毒素でも、当方は嫌なの!」と言われれば、あとは気長な折衝あるのみ。ところが長い米国の愛玩動物たる習性でしょうか。いつか大国と堂々に渡り合う折衝力は萎えてしまいました。せめて、昔のように度胸だけでもあればいいのに。
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