前にも書きました。大谷選手がホームランを打つと「勇気をもらった」という巷の会話が聞こえてきます。ただその勇気ってどんな勇気なのでしょう?…今もってわかりません。ところが甲子園では岐阜代表の県岐阜商業が初戦を制しました。それだけならブログの題材にはしないのですが、今回の試合には涙腺を刺激され感動が沸々と起こってきたのです。これって大リーグであろうがNPBであろうが、商業野球にはまったく興味のない私には事件なのです。もちろん今までも高校野球には、金銭的栄光など期待せず、ひた向きに勝利の栄冠を勝ち取ることに邁進する純真性、進取の精神を感じていました。そしてさらに今回は「感動」に加え「勇気」ももらったのです。その出場高校は県立高校であるが故に球児に対する特別な入学試験の配慮も無く、また商業を校名に冠してはいるものの今では進学校のカラー濃く、ある意味文武両道の道が必要のようです。もちろんそうした甲子園出場までの艱難辛苦に費やされた3年間はどの高校球児にも当てはまるものでしょうが、今回の県立岐阜商業の初戦勝利はいわゆる「感動」に加え、まさに「勇気」を与えてくれました。ではその勇気を与えてくれた張本人は誰なのか? 今日のHatenaはそれでいきます。
(161)横山温大君がくれた勇気

<2025/7 高山市の位山分水嶺 日本海側は➡庄川に、太平洋側は➡長良川へ>
それは横山温大(はると)選手です。生まれた時から左手の指がなく、バッティングと守備をほぼ右腕一本でこなしてきました。野球をスタートしたのは小学校3年の時。最初は左手に義手、その上にグラブをはめてプレーをしていました。しかし小学校5年のころ義手の使用を断念しました。それは感覚の無い義手を付けたままでは、中学、高校と野球の難易度が上るにつれ、いつか能力アップに限界が来てしまうと考えたからです。悩む日々が続きました。しかし運命の日ともいうべきある日、横山温大選手は、ある大リーグ選手の存在を知りました。それはジム・アボット選手<現在57歳、ミシガン大卒、ニューヨークヤンキース等で活躍、1993年9月4日ノーヒットノーラン達成>です。アボット選手は、先天性の障害で右手首から先がありません。しかしアボット選手はそれにめげず編み出した「アボット・スイッチ」でボールを持ち替えて投げ、ハンディーなんか何のそのの大活躍をしました。「まず、義手を使うのを止めよう」そう決めた横山少年は中学で硬球を使うのを機に「アボット・スイッチ」をヒントに得て、右手にグローブを持ち、それでボールをキャッチしたら素早くグローブを外して利き腕の右手にボールを握り替え送球という手法を編み出しました。そして日々の練習の中でボールを捕ってからボールを握るまで1秒を基準にして特訓を続け、およそ1年後にはその目標を達成したそうです。そしてもう一つはバッティングです。左手のハンディを乗り越えるためにとった方法は、まず左打席に入って右手バットを握ります。しかし両手でバットを振れないため、打球は弱い。そこで右腕をダンベルなどで徹底的に鍛え上げたそうです。その結果スイングスピードは1年足らずで10キロ以上UPしたそうです。横山選手は最近メディアにこんな風に話しています。「甲子園は観客も多く。注目される大きな舞台で憧れです。ここで活躍して、自分と同じような境遇の子供たちにも、やればできるんだと教えてあげたいです」と…。これこそ心に感動を響かせてくれる言葉だと思うのですが、どうでしょう。そしてさらにチームメイトとの素晴らしいハーモニーを奏でたこの試合に、どれだけの人が勇気づけられたことでしょう。
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