87.室井佑月

“室井佑月さん「世界銀行の男女格差調査」をピシャリ”という記事、それ今巷で囁かれていますよね。そこで、それってどんな?というのが今日のHatenaです。

疑問(87)室井佑月

それでその調査結果は?というと「教育」関係では100点満点の100点で世界トップレベルなんです。つまり男女の不平等は全く無いということ。さらに「年金」「資産」「育児」関係なども満点の100点で世界トップレベル。ところが「職場」関係は50点、「賃金」は25点と、これが足を引っ張って、総合得点78.8点の190か国中104位と差別国評価の結末。そこで多くはこうしたデリケートな問題に「私は貝になりたい」と沈黙を決め込む気弱な輩の多い中、室井さんは果敢にも嚙みつきました。まず室井佑月は単純明解にこの結果を2つの要因に分析しました。その2つとは➀「職場」といっても、特に政治家といった職業に女性が少ないこと。そして➁は男女の賃金に格差があること。ただ➀の改善策として、某理工系大学のように、男子より点数が見劣りしても一定人数の女性枠をつくるといった愚策話などせず、そもそも政治家になりたいと思う女性を増やすことが肝要と指摘。また➁については女性の多くが非正規雇用なことが賃金格差のひずみを大きくしていると指摘。自民党内労組班のような連合や経済界には耳障りな発言の数々でしょうが、室井節はここで終わりません。今の日本社会にまん延する不満の鬱積は、こうした順位の低さにあるのではなく「自分の幸せの形態を選べない」ことが問題と直球。つまり、つい最近まで女は家事や育児など「家を守ること」に精進せよ!と言われ続けて、今は安価な労働力を期待する産業界の要請に答えるためか、「女も輝け!」「外で働け!」とマスコミも含めた国家総動員令的キャンペーンが連日連呼されています。ただここで室井さんはそうした状況を俯瞰して以下のように発言しました。☆なにはともあれ「個人の幸せが大事じゃない?<女は外で働いて、男も育児も家庭のことも半分しろ>っていうのも、そんなのパートナーと話しあって、得意な方が得意な方をやるほうがいい」と。そして毎年行われるこの調査発表について「教育なんて男女差がないトップレベルなのよ、だからすべてごっちゃにして話すのはおかしい」「なんかちょっと余計なお世話って感じかするんだよね」と締めくくりました。…どうですこの発言。巷に蠢くコメンテーターしかり、識者と呼ばれる人しかり。米国を中心とした世界標準とやらのプロパガンダに洗脳され「嫌われる勇気」を持たず、自己保身にただ邁進する、そんなへなちょこ日本人の多い中、世間の風に阿らないこの自由闊達さ。これぞ多様性を真に実践する室井節ではありませんか。フレーフレーということで次回のブログもこの関連テーマで書こうと思っています。ではAikoの「ロージー」でも聞きながら、コーヒーをくゆらせて終わります…

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