コロナ禍で旅行もままならない影響でしょうか、ひと頃ほどは騒がれなくなりましたが、今もパワースポットという名で呼ばれる霊験あらたかな場所が各地にいっぱいあります。今日はそれに触れようと思います。もちろんパワースポット嫌いじゃないですよ。実際よく行っています。
疑問8(パワースポット)
日本でパワースポットと言われる場所は、山岳や神社仏閣などが多く、その中でも神社が圧倒的のようです。ではなぜそうなのか。一説には、神社の建築そのものが、いわゆる「気」を長期にわたり滞留できる構造の建物だからだそうです。とは言え、いかほどのパワーがあるのか計測するすべがないため、参拝者にカタルシスや自己暗示を与えるだけ、またある種のロマンに過ぎないという人もいます。そこでいよいよ本日の「疑問」です。先の大戦で、日本は国家神道のもと、戦地へ赴く兵士のためその武運長久を願い、たいていの日本人は神社参拝を足しげく行いました。そんなにパワースポット詣でをしたにもかかわらずですよ、多くの国民は戦死し、国土は焦土と化し、さらに非人道的な原爆といった惨状の末、全面降伏に至りました。なぜパワースポット詣での力が発揮されなかったのか。拝み方が悪かったのか。そしてそもそもパワースポットって何だろう、といった疑問がどうしても頭の片隅に生まれるのです。
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