12.呼称

〇〇氏とか言う場合のといった呼称。その使い方、けっこう難しいですよね。今日はそれについての「疑問」をちょっと。

疑問12(氏などの呼称)

昔は名を成した男性にはを、それが女性の場合には女史を使っていました。しかし今は男女の別なくが一般的ですね。ところが、普段よく使う〇〇さんのさんという呼称ととのすみ分けがどうもしっくりいきません。先日も同じ新聞紙面の中に、ある大学教授は〇〇さん、またある会社の入社式の新入社員さんは〇〇との呼称で掲載されていました。さらにある脱税事件で逮捕されたクラブのママが〇〇となっていた報道もあります。これなど脱税は軽微な犯罪といった理由からなのでしょうか。その一方、事件の犯人とおぼしき人物には、〇〇容疑者なら良い方で、容赦なく呼び捨て、あるいはがほとんどです。まだ有罪と決まってはいない推定段階に、ですよ。これでは読者やニュースの視聴者に、「こいつが犯人、悪い奴に違いない」という予断を与えてしまいます。もちろん<女性に殴られた>が、よく調べたら逆だったら<男性が殴られた>に大至急直すのでしょうね。いずれにしても手間です。それでやはり結審になるまでは男性、女性といった呼び方で、そして○○氏、さらには○○先生などといった上目遣いの呼称などやめ、こうした呼称は○○さん一筋に収斂した方が合理的と思うのですが、どうでしょう。

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