103売春摘発

 新宿歌舞伎町で80人の女性が売春で摘発!」との報道。では妖気漂うAV女優の行為は売春ではないのか。今日のHatenaはそんな話です。

(103)売春摘発

 まず売春の定義とは、昭和31年に施行された売春防止法に第2条でその定義が書いてありん~す。あ!失礼。こうした話になると、つい花魁言葉になってしまいます。

第二条 <この法律て「売春」とは、対償を受け、または受ける約束で、不特定の相手と性交することをいう。>となっています。どうです、これだけ見ればAV女優と言われる人も、れっきとした売春行為者、売春婦に他なりません。それが何という不平等か「女優」との呼称が付くことで、一部例外を除いてまず摘発されません。魔訶不思議です。そもそも日本人は、性風俗や下ネタ関係をソフトタッチでオシャレな感じに加工するのが大得意ですよね。ラブホ、デリヘルなどなど、その才能を遺憾なく発揮しています。先日、このブログで紹介した橘玲著「世界はなぜ地獄になるのか」にはこんなことが書かれています。<AV女優という職業は、アジアでは日本にしか存在しない。売春産業が発達した国はアジアにもあるが、日本以外では、若い女性がアダルトビデオに出演することなど考えられない(最近台湾にもAV産業が生まれたらしてが)> そんな軽佻浮薄な国民性ではないにしても、いっそヨーロッパの国にように公娼制度として売春を容認するならいざ知らず、呼称を加工するだけでその実、第二条に定義する行為の内容と同じなのに、無罪放免とは、あ~ぁ不思議でごじゃります(こんな言い方の人、いたっけ?)。

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