NHKの「幻解超常ファイル」いい番組ですね。巷で流れるこの手の民放番組は、やたら不安心理や恐怖心を煽る内容ですが、さすが公共放送です。手間暇かけた科学的な検証努力がなされています。ところで、実際こうした超常現象はあるのでしょうか。真夏の今宵は、この疑問でいきます。ちょっとは冷えるかな~
疑問(42)超常現象
個人的にはこうしたオカルト的、あるいは心霊現象などを信じるほうではありません。しかし今は絶版になっていますが、新書本の中ではアカデミック系と言われる、岩波新書にさえ「超常現象の世界」といったタイトルの本が以前はあったと知人から聞きました。またその内容について「虫の知らせ」の項目では、こんなことが書いてあったそうです。「子供が事故に遭った日の朝、玄関まで子供を送りに出ると、私はふと子供が事故にでも遭わないかしら?と何か不安に感じました。やっぱりそれが虫の知らせというものだったでしょうか?…という話がよくある。実は忘れるだけで、たいていの親は子供を送り出す時は、事故にでも遭わないかな…といつも不安が頭をよぎるもの。それで何もないと普段はすぐそんなこと忘れてしまう。しかし事故にあうと、送り出したその時を幾度も反芻するので、その時よぎった感情が強く蘇ってくる。そしてあ~やっぱりあれが虫の知らせだったと考えてしまう。」と、大筋こんな内容だったそうです。次に紹介する話は別の本にあった実話ですが、ちょっと怖いですよ~。では紹介します。亡くなってもう十年以上になるでしょうか。ある大物女性漫才師の話です。ここではAさんとしておきましょう。そのAさんがある地方都市へ巡業に行き、やっとその日の舞台も終わってホテルの部屋へ入り、ほっと一息ベッドに腰かけた時だったそうです。ホテルは駅前大通りに面し、街は暮れなずむころ。ふと窓の外を見るとびっくりです。漫才弟子のBさんがいる。思わず「あんた、そんなとこで何してるんや?」とAさんが聞くと「わて死にましたんや」と一言Bさんが答えたそうです。その時Aさん、この階は大通りに面した5階、さらに防音ガラスが入った窓の向こうの声であることを思い出し、突然冷気が全身を襲ったそうです。そしてただただ南無阿弥陀仏と唱えながら立ちすくんでいると、Bさんはすぐに、すーぅっと消えたそうです。それは、お別れの挨拶だったかもしれません。そして間もなくして部屋の電話が鳴り、Bさんの相方から、その死を知らされたそうです。当時、Bさんは病気で、Aさんはそれをいつも気にかけていたそうです。それで、そうした心配が誘引となって、そんな幻覚、幻聴があったのかとも、Aさんは考えてみたそうです。しかし月日は過ぎて、その時を幾度となく思い出しても、その情景の記憶は今も鮮明に蘇るばかりだと某雑誌の中の対談で話しておられました。(なお、雑誌文中では、その大都市名や高級ホテル名も実名で書いてあったのですが、時代背景の変化もあるため、今回は割愛しました) 話は以上ですが、どうですか、信じられますか。では次回はこの続きとして、自身が経験した「超常現象もどき?」をお話しようと思います。では乞うご期待!(ご期待できないかな?)
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