さあ超常現象の続編です。今日は自分にまつわる超常現象です。どうでしょう信じられますか。なお文中、特定できる災害の内容、あるいは人名や地名などの詳細を割愛しました。
疑問(43)続超常現象
それは何年か前の夏の夜、一人テレビを見終わり、二階の寝室に入りました。今夜から明日にかけて晴と言った天気予報通り、窓の外は満点の星空です。商店街に近く、それでも居酒屋などない地域で、夜10時を過ぎれば車のクラクションが聞こえるくらいです。毎日そんな静寂に包まれ、睡魔の呼び水として床の中で本を読むことが習慣になっていました。その日も一時間ほど本を読んだでしょうか。そろそろ眠ろうとして天井の照明を消した瞬間です。「ザーゴー」といった天井板を激しく打つ音。それはちょうど天井板に雨粒が直接降り叩くような音、とでも表現できるでしょうか。なんだこれ?といった感じで、天井の照明をつけました。すると不思議なんですよ。その騒音が「ヒューン」と言った感じで消えるんです。繰り返しますが、音は「パッ」と消えるのではなく「ヒューン」と消えます。ヒューンの音の強弱を表せば、ヒの頂点からなだらかな下降曲線を描いて、ンで消え入る(…入るというニュアンスが重要)感じです。窓の外は相変わらずの星空と街の灯り。雨などどこにも見当たりません。「耳の変調かなぁ」などと思いながらまた照明を消しました。と、その瞬間、またまた「ザーゴー」です。そして点燈と同時の「ヒューン」です。 「近所の乾物屋、こんな夜更けに豆でも煎っているのか、非常識な!」などとその時は思ったりもしました。しかしよく考えればこんな夜中、そんなことはありえません。一度目二度目とそれが続き、三度目があれば何かの身体的変調(脳の)か、それとも自然界の異変つまり超常現象ではないかとふと思いつつ消灯しました。やはりありました「ザーゴー」と「ヒューン」 しだいに不気味で怖くなりだし、照明は朝まで付けっぱなしでおくことに決めました。そして時計を見ました。PM11時20分。点燈のままにしたためか、四度目は起こらず、それから朝まで不思議にぐっすり熟睡してしまいました。そして翌朝、寝ぼけまなこの目をこすりながら、何気なくテレビをつけると飛び込んでききました「大雨で某所の川が氾濫」のニュース。テレビからは現場中継と被害状況のテロップがどの局からも流れています。まさにそれは、昨日から家族の行っている観光地です。親族から「覚悟しておいた方がいい」などと電話が入り、現地へ行く準備の矢先、幸運にも家族本人から無事を伝える電話が入りました。そして家族からは帰宅後、洪水に腰までつかり、ガードレールを掴みながら降り続く豪雨に堪え、もはや絶体絶命を感じたのが11時20分ごろだったと知らされました。以上、私事の実体験をお話しました。それ以後こうした話を聞くにつけ、超常現象に対しての考えが少し変わったかもしれません。しかし聡明な頭脳で、こうした事例をより科学性や合理性に基づいて考察して頂ければ幸いかと思っています。
コメント