49.市販薬

全く同じ成分でその内容量も同じなのに、価格は半分以下。そんな市販薬も結構ありますね。例えばどんな? ということで、今日はその話でGo!

疑問(49)市販薬

今、手元には新ネオビタミンEXとネオビタホワイトCプラスがあります。新ネオビタミンEXは総合ビタミン剤、ネオビタホワイトCプラスはしみ、そばかす対策の薬です。例えばこの製薬会社Kは年商約76億円、従業員約200名といった規模の製薬会社です。ちなみに国内トップメーカーの武田薬品工業の年商は約3兆円ですからそれと比べたらゾウと蟻ほどの差があるかも知れません。では商品自体の成分について見てみましょう。新ネオビタミンEXに相当する医薬品(総合ビタミン剤)は他の製薬会社でも多く販売されています。なかでも大手製薬会社の販売するア〇〇EXプラ〇と成分を比較してみましょう。仮に新ネオ…EXを(A)、ア〇〇EXプラ〇を(B)とします。では…(A)フルスアチアミン塩酸塩109.16mg→(B)同じ、(A)内フルスルチアミンとして100mg→(B)同じ、(A)ピリドキシン塩酸塩100mg→(B)同じ、(A)シアノコバラミン1500㎍→(B)同じ、(A)ビタミンEコハク酸エステルカルシウム10358mg→(B)同じ、(A)パントテン酸カルシウム30mg→(B)同じ、ガンマーオリザノール10mg→同じ、となって内容成分は同じです。なお(A)(B)とも一日の用量は3錠で、その値が上記の内容量となっています。

次にネオビタホワイトCプラス(仮にAとします)に相当する医薬品も多く販売されています。中でも大手製薬会社のハイチ〇〇Cホワ〇(仮にBとします)は有名ですが、この薬の場合、ネオビタホワイトCプラスと内容成分に若干の違いがあります。ただし大量のテレビコマーシャルで有名な通販専門の某製薬会社が強調するように、この系統の薬はLシステインの量が売り物です。その点に注目すれは両方ともLシステインの一日量(6錠中)は240mg入っています。あとは(A)アスコルビン酸(ビタミンC)1000mg→(B)500mg、(A)コハク酸d-αトコフェロール50mg→(B)なし、(A)パントテン酸カルシウムなし→(B)30mgとなっています。では価格はどうなのでしょう。

☆新ネオビタミンEXの270錠→~2010円~

☆アリ〇〇EXプラ〇270錠→~5720円~

★ネオビタホワイトCプラス240錠→~1260円~

★ハイチ〇〇Cホワ〇120錠2瓶→~4400円~(当該商品は120錠入りのため2瓶で計算)

※価格は通販サイトを参考にしましたが、確定ではありません。また上記成分の比較につきましては、あくまでパッケージ等の記載内容を外層的に捉えたものであるため、ご購入をご検討の折には、ぜひご自身でお確かめ頂ければ幸いかと存じます。

こうした市販薬の価格差についてはブランドイメージといった安心感もあるのかもしれません。しかし特にビタミン剤や、そのドリンク剤などは気軽に飲めるため「これ一日どれくらい飲めばいい?」くらいしか考えないですよね。でもやっぱり毎日飲めば高くつく品。内容とともに価格も大切なチェックポイントと思うのですが、どうでしょう。 今回は市販薬の中でもビタミン剤を取り上げましたが、風邪薬、胃腸薬、張り薬など他にもいっぱい安価な比較医薬品があります。ぜひそちらも機会があれば、ご検討ください。びっくりですよ、きっと。

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