<内容は(65)癒着=政治家だけ?…を補足したものです>
山際経済再生大臣がようやく辞任されました。瀬戸際大臣だとか記憶再生不能大臣とか揶揄されていましたが、ちょっと遅かったですようです。ところで、この件について報道を見聞きしていて、ちょっと気がかりなことがあります。それは…あたかも旧統一教会の触手が政治家だけに伸びていたような報道…です。そこで今日はちょっとその疑問についてあれこれ書いてみます。では…
疑問(67)続旧統一教会の浸潤
現在、推計400万人ほどの会員数をもつ日本のある巨大教団は、教団発展やその広宣流布のため、様々な分野への社会進出を今も推進しています。例えば政界の他にマスコミや官界、芸能界などの分野に会員信徒の中の逸材を多く送り出しています。またその運営する大学の生徒は多くがその信徒ですが、司法試験などの国家試験合格のための支援も充実し、司法試験で比較的新しい大学としては多い12名(平成4)の合格者を出しています。また朝日や毎日といった全国紙や在京テレビ局、さらには警察や海上保安庁や自衛隊などの中枢にも進出し、芸能界では紅白歌合戦常連の超有名歌手などの会員信徒もみえます。ただその教団も過激な布教活動の時代には、そうした各界進出が問題視されたこともありましたが、今は過去のこととなっています。しかし今回の旧統一教会の教義や活動の実態は、ある意味売国的で日本の国家や個人の生存まで危うくするものになっています。またその浸潤は政治家の他、すでに司法や行政を含む各界に及んでいると指摘する人もいます。そして中にはこんな指摘があります。副島隆彦著:「よみがえるロシア帝国」では<…ただ、統一教会大学である筑波大学教授の東野篤子や名誉教授の中村逸郎、慶応大学教授の廣瀬陽子たちは、もう逃げ場がありませんね、プーチンの精神状態がおかしいとか、パーキンソン病などという「病気だ理論」を持ち出していました…>とウクライナ戦を取り上げた本の中で、筑波大学が旧統一教会に汚染され、その先兵としての教授の存在を示唆した内容になっています。にわかに信じられないし真偽のほどは全くわかりませんが、こうした疑念がわくほどに旧統一教会浸潤の恐れは各方面にあるのではないでしょうか。
しかしメディアも宗教法人と米国には全くふにゃふにゃのていたらくです。かってある巨大宗教団体を批判して大幅にその発行部数を減らした新聞、また批判した番組のスポンサーへの不買運動にさらされたテレビ局などの存在が今もトラウマとして残っているのでしょうか。しかし、公正中立な社会の公機としての報道の使命を今一度思い出していただき、すくなくともメディアはその浸潤の有無を自己検証する勇気が必要だと思うのですが、どうでしょう。
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